当事者に寄り添うふりをして火に油を注ぐのを楽しむのはやめましょう

こちらの記事について。

menhera.jp

いちど長々と書いたのだけれど、自分の人間的成長のためにぜんぶ消しました。

メンヘラ.jp氏に聞きたいです。

誰が、

ADHDは残業規制を邪魔する悪のモンスター」

だと主張したのでしょう。

少なくともぼくは主張していません。

誰も主張してないんじゃないですかね。

ぼくも障害当事者なのでそういうことには敏感です。
ですが、さすがにそこまで言った人は知りません。
まあ、仮にそういうことを言った人がいたとしても、それが主題で議論がおこなわれている風潮はないですよね?

だというのにそんなセンセーショナルなタイトルをつけて。
いったい何のメリットがあるというのですか?

あなたの論の進め方では、障害者と(いわゆる)健常者のあいだの壁を強化するだけです。

ありもしない対立を助長しています。

それは傍から見ていると楽しいでしょう。
しかし当事者にとっては楽しくありません。
地獄です。

ただでさえ生きづらい世の中を、
ただでさえ生きづらくなる障害を抱えて生きているのに、
これ以上生きづらくさせないでくれませんか?

プロレスのようにおもしろがらず、
きちんとした客観的事実に基づいて、
「労働時間のありかたと障害者の生き方」
について議論するのであればよいでしょう。
多くの人にとって、
そして社会のこれからにとって大いに意義があります。

でも、あなたは火に油を注いでるだけですよね?

そうでないならばレトリックでひとを躍らす小技に走らず、
ちゃんとした主張なり指摘をすべきです。

あまり言いたくはありませんが、
あなたのサイトの名称はただでさえ露悪趣味なところがあります。
自虐的なタイトル付けで人の歓心を誘うやりかたですよね。

そのやり方自体は否定しませんが、
でも、内容が伴わないのであれば、ぼくとしては、

「なんだ。やっぱりその程度か」

と思わざるを得ません。

少なくとも筆を取る力が残っているのであれば、
そうではないほかの障害者のために
社会の(いわゆる)健常者と障害者の相互理解を深めるべく使う義務が、
ぼくらにはあると思います。

ひとを生産性のない憎しみに駆り立てるだけなら筆をもつべきではない。
自戒ではありますが、そう感じます。

彼女が帰ってくる前にカレーをつくらないといけないので終わりにします。

きょうのカレーになんの肉をつかうか当ててください。